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今日は パチンコ のお話です。
中途半端な不良だった私ですが、高校生の時からパチンコ店に出入りしてました。
その頃の機種はチューリップがついてる程度の 平台 で手打ち式でした。
左手に数十個のパチンコ玉をも持ち、親指を器用に使って一個ずつ投入口に入れ、右手でハンドルを弾く方式で、玉入れが自動でない頃です。
出玉の補給も手作業で、入賞しても台に玉が輩出されない状態になると「おばちゃん!玉を補給して」と、おとな気どりで生意気な態度をとっていました。
社会人になってはまったのが デジパチ機。
デジタルで表示される数字が揃うとアタッカーが数十秒開き、一回で何千発という玉を回収出来る機種で、いわゆる フィーバー とよばれたパチンコ台。
数字が揃う時の「ドキドキ」感と、一度揃うと一挙に回収できるので直ぐに 虜 になりました。
幸か不幸か、仕事先から歩いて行ける距離にパチンコホールが営業していたので、勤務の行き帰りに毎日のように立ち寄っていました。
最初は興味本位で遊ぶ程度だったのが、次第に「フィーバーするまで」になり、一度に使う金額も自然と増えていきます。
パチンコ店も商売ですから、回収される額より投資の方が多くなるのはあたり前の事。
以前の負けを取り戻そうと、通えば通うほど赤字が増える負の スパイラル に陥りました。
そんな日々を過ごしていたある休日の出来事…。
いつものパチンコ店でお目当ての台で遊んでいると、隣で遊んでいた人から声がかかったのです。
「デジタルが動きだしたら、すぐ押せ」
その台は 京楽産業 製の サンダッシュ という機種で、ストップボタンを押すことでデジタルの動きを制御する事ができる台でした。

その後は、「次は終わりくらいで押せ」、「中間で押せ」と、表示された数字や記号を見てストップボタンの押し方の指示を受けました。
その作業を繰り返すうちに、高い確率で 意図的 に二つの数字を揃えることが出来るようになったのです。
結果、今まで数字が揃うのを漠然と見ていたのを、自力 で「フィーバー」させる事ができるようになりました。
そうなると、余程の事がない限り負けはなくなります。
この操作を教えてくれたのは、同じホールで良く見かけていたパチプロの人でした。
そんな行為は自分達の首をしめるようなもので、普通であれは口を閉ざしますが、毎日のように負け続けるのを見て 不憫 だと思ったのでしょうか…。
以降は、機種が入れ替わるまでは毎日通い詰め、最後は今までの投資を取り戻して逆にプラスにしました。
しかし、儲けたお金は「あぶく銭」。
その日のノルマを達成すれば、パチンコを切り上げて夜の街に直交です。
そんな生活の毎日のように送り、相当の額をスナックにばら撒ましたね。
後に、自身がパチプロの日々を過ごしますが、 必勝法 が存在するんだと認識した出来事でした。
さて、そのパチンコ産業の現在ですが、2021年の総務省の調査によれば、パチンコの利用者は全国で707.5万人で、2016年調査の960.4万人から250万人以上も 減少 しています。
フィーバー機でお世話になった京楽産業も、売上高が前期比257億700万円の大幅減収となり赤字転落となりました。
更に、老舗メーカーだった 西陣 においては、約70年の歴史に幕を引き 廃業 に追い込まれています。
一時期は6兆円産業とも言われましたが、規制強化の影響に加え、若年層のパチンコ離れも加わり、製造販売、ホール運営ともに減少を続けて近年の業界は縮小傾向です。
良いか悪いかは判りませんが、住んでいる街も依然と比べてかなり店舗が減っています。
まあ、どこかの国の資金源にならないのなら良い方向かとは思いますが…。
数年間パチプロを経験している私ですが、ここ30年はホールに出入りしてません。
また、する気もないです。
何故?
自信を持って言えますが、攻略方法がない限りトータルでは 100% 負けます。
なので、みなさん遊戯として向き合いましょうね。
他にも「パチプロ時代」にはいろいろと揉め事もありました。
その時代に遭遇した 凄い 話は次の機会に書いてみたいと思います…。
それではまた。
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