「スペースジェット」の撤退に今の日本が見える。

ぼやき

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三菱重工業が「スペースジェット」の開発から 撤退 を発表しました。

飛行機が好きな私には信じがたく非常に残念なニュースでした。


「ゼロ」を設計した三菱だから一時的な凍結はしても、いつかは完成させるだろうと期待していました。

開発に成功すれば、自動車に続く成長産業に発展すると期待され、国費を合わせて 1兆円 を費やしましたが…。

撤退の理由は航空機の商業運行に必要な「型式証明」の取得が難しかったのだと。

国産プロペラ機 「YS-11」以来の開発で、技術や経験不足が 露呈 したかたちになりました。

今後はスペースジェットの開発知見を、次の開発に生かすとの事です。


80年前の日本は優秀な飛行機を製造していました。

しかし、1946年に航空機の生産・研究・実験が出来なくなり、蓄積した技術の継承ができずに途切れてしまいました。

1962年になり、プロペラ旅客機の「YS-11」が初飛行を果たしましたが、部品の殆どが自国で製造できず、国産とは名ばかりの航空機でした。

その「YS-11」の製造中止後は旅客機の製造計画など皆無で、以降45年近く 研究 実験 もないままでの開発中止は、必然的な結果なのかもしれません。

車や新幹線など、乗り物技術が高い信頼性をバックに、国産初の「ホンダジェット」 も登場して 実物 の機体がないにも関わらず多くの注文を受けていましたが残念な結果です。


この撤退は 技術力の低下 を表し、如いては 信頼 を落とす事にもなりかねません。


開発を三菱一社に任せず、官民の様々な力を合わせ 威信 をかけて開発に取り組んでいたら、結果は違ったのでないかと思います。


隣国は昨年、初の国産中型ジェット旅客機「C919」の 型式証明 を取得し、本格的に航空産業に参入して来ました。


出来る事なら再チャレンジして、国産のジェット旅客機を開発してほしいです。

今後に我が国はどうなっていくのか…。




それではまた…。

ぼやき
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